玉津島神社のすぐ東隣にある県内最古の三断橋を渡ると、万葉集に名前の出てくる妹背山がある。
旧和歌浦湾に浮かぶ小島で、中腹には徳川頼宣が承応2年(1653)に母の養珠院(お万の方)の菩提を弔うために建てた総ケヤキ造りの多宝塔、その下の水辺には観海閣がひっそりとした佇まいをみせている。
 観海閣は、紀三井寺の拝殿として建てられたというだけに、対岸の名草山の姿がたいへん美しい。

 

 

 


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